コロナ奮闘記③

雑記

 前回からの続き。3日目以降のできごとです。今回で完結となります。よろしければ最後までお付き合いいただければ幸いです。

「発熱3日目」:ノドの痛み

 カロナールのおかげもあり、どうにか身体を動かすことができるようになった3日目。更なる異変に気付いたのは正午を回った頃でした。

 ノドが痛い。

 医者に診てもらった際にはノドの痛みもいずれ出てくる、ということを伝えられてはいたのですが想定していたよりも遥かに痛い。どれくらいの痛みかというと息を吸っているだけで痛むレベルで、固形物はもちろん水を飲むだけでも激痛で苦労するほど。なんなら唾を飲むだけでも痛いのです。

 過去にインフルエンザ等に罹ったときもノドの痛みは凄まじいものでしたが、それを超えているといっても過言ではないくらいのものでした。ここまでの痛みになってくると、もう「何かをしよう」という気力すら奪ってきます。

 幸いにもノドの痛み止めの薬も処方していただいていたので併せて飲んではいたのですが、いかんせん痛みが強くて効いているのか分からない状態であり、発熱によるダルさ苦しさよりも3日目はノドの痛みにより辛い時間を過ごしていました。

「発熱4日目」:ようやく引いてきた熱

 4日目にもなると短いスパンで寝て起きてを繰り返す日々に少々飽きがきているのですが、とはいえ身体が辛い以上そうする他はなく、ノドの痛みに耐えつつも水分摂取だけは心がけて過ごしていました。

 転機が訪れたのはそんな4日目の夕方頃。

 ふと目を覚ますとなんとなく身体が軽い。「もしや?」と思い体温計で早速計ってみると「37.4℃」。

 体温計の液晶表示をぼんやり見つめながら頭に浮かんできたのは「やっとか…」という思いと「意外とあっさり引いたな」という2つの感想でした。医者からは4~5日程度では熱は引いてくる、と聞いてはいたのでそろそろかな、とは思っていましたが想定通りのタイミングで熱が引いてきたのがちょっと面白いな、とどこか他人事のように感じたのを覚えています。

 ともあれ、熱が引いてきたおかげで身体を動かす分には問題がなくなり、ダルさなどもほぼ感じなくなっていました。寝苦しくてもちゃんと休養を取るのが大事。

 ただ、問題がノドの痛みでこちらはまったく引いていません。むしろより痛みが増した感さえあり、3日目に続いて水を飲むのはもちろん呼吸をするだけでも痛みを感じる状態が続いていました。

 身体が動くようになったので追加の薬をもらうのと、症状報告のために改めて病院に行ったのですが担当医からは「想定通りの状態」との反応。およそ世のコロナ治療者と大体同じような回復傾向とのことです。

 ノドの痛みについても、ウィルスがノドの粘膜を傷つけまくったことによるものらしく、しばらくは痛み止めを飲みながら粘膜修復されるまで耐える他ないようでした。おのれコロナウィルス。     とはいえこの頃になると自覚的な症状はノドの痛みだけとなっていたので、症状としてはこれ以上悪くはならないだろう、とのことで経過観察でOKとなりました。

「発熱5日目」:闘いの終わり

 発熱5日目といいつつ発熱自体はもう収まっているので「ノドの痛みとの闘い3日目」が正しい気もします。

 ともあれ5日目になると体温はほぼ平熱となり、身体の不調はもろもろ解消。残りはノドのやたら激しい痛みのみとなっていました。ややくどいかもしれませんがノドは本当に痛かったです。

 結果からいうとこのノドの痛み自体はその後数日続き、ゆっくりと引いていったのですが発熱の辛さよりもノドの痛みで苦しんだ時間のほうが長かったです。おかげで熱が引いても治っているのかいないのかよく分からない状態で、結局は自宅で安静に過ごす日々が継続していました。

 この頃には正式に会社も退職して晴れて無職となったタイミングでしたが、無職になった最初の時間がコロナ治療中というなんとも冴えない人生の転機となったのでしたーーー。

まとめ

 さて、ここまで3回に分けて且つやたらの時間が空いたりしてしまったのですが、私が実際に体験したコロナ療養期間中の自身の状態をかいつまんで記載してきました。いかがだったでしょうか?

 今振り返ってみても何が辛かったかといえば「ノドの痛み」です。とにかくこれに尽きます。

 飲むのも辛い、食べるのも辛い、息をするのさえ辛い。発熱による身体のダルさや関節の痛みなどよりも、このノドの状態で何をする気力も奪われていたように思います。担当医も診断していただいた際の注意事項としてノドの状態が悪くなることを強調していたような気がしますが納得の痛さでした。

 5類になりコロナ禍と呼ばれる状況も収束した現在ではありますが、コロナ自体の威力はなにも変わってないように思います。とにかく罹らないことが一番。

 自分でもどこでウィルスに感染したのか身に覚えがないので、もらってしまうこと自体は防ぎようがないのだと思います。なのでできる対策はとにもかくにも「外出から帰ってきたら手洗い、うがい」。これしかないのではないでしょうか。

 一度体験したからこそ思いますが、あんなもの罹らないに越したことはないです。とにかく辛いし4日ほどただ寝ているだけの日々になってしまいます。

 繰り返しになりますが「外出から帰ってきたら手洗い、うがい」。これを徹底して自身の健康を自分で守っていきたいですね!

 それではここまで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう~!バイバイ!

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