前回から随分間が空いてしまいました。
とはいえ、コロナに罹患した体験はそう簡単に記憶から抜けないくらい辛い時間だったためか、まだ記憶に新しいこともあり更新を継続したいと思います。今回は2日目の出来事からです。
「発熱2日目」:下がらない熱と眠れない夜
1日目の夜の時点で熱は40℃前後を記録しており、どう考えても異常事態だったのですが食欲はあったので簡単な食事を取り病院から処方された薬を飲んで就寝。ーーーが、寝れません。
正確には寝ても暑さで1,2時間程度で目が覚めてしまうのです。
身体は悪寒を覚えているのに、暑さにより全身から汗が出るという矛盾した状態のため安定した睡眠にはならず、寝苦しくて目を覚ましてしまうのです。かといって身体を起こして何かができるような状態ではないため、また横になる。どうにかこうにか眠りにつけたとしてもまた悪寒と発汗により目を覚ましてしまう。こんなことの繰り返し。
はっきりいって地獄です。
眠っては目覚めて、また眠って。その繰り返しを続けていたのですが、明け方頃に満足に休養を取れないストレスに耐えかねて医者から処方されたある薬を使用することに決めました。
「発熱2日目」:救世主カロナール
病院で処方された薬は数種類ありましたが、そのうちの1つがカロナール。
要するに解熱剤なのですが、副作用(※)の懸念もある薬品でもあるため、担当医からは「辛いときには遠慮せず飲んで」と言われて処方されたモノ。個人的には使用したことがなく副作用も気になっていたので使っていなかったのですが、我慢できずに1錠を使用。 (※)吐き気・嘔吐、食欲不振、下痢など
すぐに飲まなかった自分がバカでした。
カロナールを飲むこと十数分、見る見る身体がラクになっていく実感があったのです。それまで悩まされていた悪寒や頭痛、身体の節々の痛みも和らぎ身体を動かすことが苦ではなくなっていました。
ーーー解熱剤、すごい。カロナール、最高。
頭の中でこんな台詞を繰り返していました。あまりの効用に気分も高揚。どれくらい熱が下がっているのか計ってみたところ「38.4℃」。高熱ではありますが、40℃超えの状態は脱していました。
昔インフルエンザで苦しんでいたときにこのくらいの体温だったなぁ、とぼんやり思い出しながら体温計の表示を見つめていたのですが、それだけコロナによる発熱量がとんでもない、ということだったのだと思います。
いずれにせよ解熱剤としての効き目は十分感じたこともあり、特に副作用の気配もなかったため、それ以降は熱があがる度にカロナールを使用して熱を下げていました。薬の名称については普段使いしているものを除けばソラで覚えている種類など無いに等しいのですが、カロナールは当分忘れることはないと思います。
高熱で苦しいときはカロナール。よく効きます。
そんなこんなで2日目を乗り切っていたのですが、続く3日目で更なる苦しみに襲われたのです。
コロナ奮闘記③へつづく。