今回の内容
突然ですが仕事を辞めたい、と思ったことはないでしょうか?
将来のことや金銭面から不安がある、上司に言い出す勇気が出ない等の理由から仕事を辞める決心はついてるけどなかなか行動に移せない方もいらっしゃるんじゃないかと思います。
私自身も長らく仕事を辞めたいと思いつつ行動を起こせないまま、何かと自身に言い訳をつけてダラダラと仕事を続けていました。
ですが、少し前に経験したとある出来事を切っ掛けに仕事を辞める踏ん切りがついたことで、その勢いのまま行動を起こしました。
今回の記事では私自身の退職するに至った経緯をツラツラと書いていきます。退職を悩んでいる方にとって何かの参考になればいいな、と思っていますのでよければ最後までご覧いただければと思います。
どんな仕事してたの?
現在38歳、独身、一人暮らしで年収はボーナス込みで600を少し超えるくらいでした。
勤めていた会社は恐らく名前を聞いたことがある方も多いだろうと思われる企業で、通信系の装置設計や作った装置の評価といって、設計通りに動くかどうかの動作確認なんかを行ったりしていました。
今回、退職を決意するまでの自分は入社してから16年ずっと同じ仕事をし続けていて「会社への不満はあるけど収入は独身で生活する分には必要なだけ貰えてはいる。だけど、このまま同じことをし続けていていいのかな?」と漠然とした不満、というか将来への不安のようなものを感じていました。
そんな感じで仕事を続けていましたが、今年(2024年)の3月に入ったタイミングで急遽、上司から仕事内容の全く異なる部署への4月から異動を言い渡されました。
言い渡された、と言いましたが実際には「こういう話があるんだけど行ってみる?」みたいな聞き方でした…がこの異動が結果として、今回仕事を退職する決断に至るきっかけとなりました。
なぜ辞めようと思ったか?
私自身、異動した当初は仕事を辞めることはほとんど考えていませんでした。むしろ新しい環境に身を置いたことでこれから先の展開が少し楽しみになってすらいました。
ですが、実務に入って1カ月、2カ月、3カ月と経つに従ってだんだんと精神面でついていくことができなくなり、体調面にも影響が出てきたことから今回退職するに至りました。
じゃあ具体的に何が起きていたのか、というお話になります。が、箇条書きにすると以下になります。
・異動に伴う職場環境の変化
・異動先の先輩社員の言葉と心身の不調
・自立したくなった
異動に伴う職場環境の変化
まず1つ目としては、環境の変化に主に精神面でついていけなくなってしまった、というのというのが理由です。要するに新しい職場に馴染めなかったんです。
異動の連絡をもらった時は「なんとなく仕事の変化の無さにも飽きていたし、新しいこと覚えれるならいいかな」くらいの楽観的な思考で承諾していました。今思えば浅はかな考えだったと思います。
異動先は経理関連の部署でそれまで所属していた装置設計関連とは仕事内容はもちろん、関わる人、職場の雰囲気、仕事の作法なども全くの別で、これが異動前に想像していたよりも自分のメンタルに負荷がかかっていました。
そんなの時間と共に慣れればいいだけでは?、と言われてしまえばそれまでなんですが、新しい部署で新しい知識、スキルを身に着けること以上に「今まで積み上げてきたことが使えない」ことによる虚無感のほうが勝ってしまっていたんですね。
そんな虚しさのような気持ちを抱えて過ごすうちに、「なんでこの仕事してるんだっけ?」と考えるようになりました。
異動先の先輩社員の言葉と心身の不調
そして、2つめとして先輩社員に言われた台詞と心身の不調です。
異動先にどうしてもウマの合わない人がいました。その人は自分の教育係であり組織の中核を担うベテランの先輩でした。普段の仕事ぶりを見ていても信じられない程に優秀だけど、言葉がキツめで正論で理詰めしてくる、そんなタイプの人でした。
どうにか仕事を覚えようともがきながらも、なかなか新しいことに慣れずに失敗したり作業が遅れてたりしてしまっていて教えを乞う日々を過ごしていました。が、そんなある日その先輩社員にいつものように教えてもらおうとしたときに
「君ってそんなレベルなの?」
と言われてしましました。普段から言葉がキツいとはいえ直接的になじってくるような人ではなかったのですが、その日は偶々虫の居所が悪かったのかもしれません。
いずれにしろ、この一言を言われたときにかなり悪い方向に心に刺さってしまいました。それからは夜もちゃんと眠れなくなってしまいました。
それでもどうにか業務に慣れようと仕事をしていたある日、仕事の進め方で価値観の違いから衝突してしまいました。例によってキツめのことも言われてしまい、つい勢いで「そんな強い言葉で言われるとプレッシャーになるのでやめてほしい。どうしていいのか分からなくなる」みたいなことを言い返してしまったんですね。そうして先輩社員から出てきた言葉が
「じゃあもう仕事辞めたら?」
でした。自分自身も不眠が続いていて情緒が不安定になっていたのかもしれませんが、これを言われたときに自分の中で糸がプツン!と切れる感覚がありました。
そして、その日の夜には仕事を辞める決意を固めていました。
自立したくなった
そして3つ目。
辞める決意をしてからは自分のやりたいことで生きてみたい、と思うようになりました。
そこからの行動は自分でも驚くほど早くて空いた時間で退職交渉の仕方とか気を付けることを調べたり、youtubeで退職交渉のコツなどや実際にやられた方の動画なんかを漁るように見てました。
前からyoutubeで退職をされた方だったり、退職後に自立してフリーランス的な働き方をされている方やいわゆるサイドFIREのような行き方をされている方のチャンネルなどを見ていて「いいなぁ」とは思いつつ、自分には難しいだろうなぁ、と思って行動してはいませんでした。
ただ、今はもう自分の意に沿わない内容で「働く」ということがしばらくできそうもないので、自分で興味のある分野のスキルを身に着けてやりたいことをやっていこうと思っています。
このBlogもそうですし、どこまで自分にできるかは正直わからないです。やっぱり無理だ、となって再就職する可能性もあるんですがしばらくはやりたいことに自分のペースで取り組んでみようと思っています。
現在とこれから
冒頭にも記載しましたが、現在は退職交渉を経て会社から承認をもらい有給の消化も終了し無事に退職しました。今の心境を素直にいうと不安3割、期待7割といった状態です。
不安については今までの収入がなくなることやキャリアを折ったことによる将来への不安です。ただ、実際はそこまで思いつめてなくてどちらかといえば、これから自分の時間が大幅に増えることととにかくやりたいことに時間を割けることによる期待感のほうを大きく感じています。
自分でも楽観的すぎるようにも思うのですが、もう辞める、という行動を取った以上後戻りはできないですし、何より「自分で決めて行動した」っていうのが精神的に後ろ盾のようになっていて「とにかくやれることを無理なくやっていくしかないよね」という心境になっています。
今後どうなるかは全く未知数ですし、せっかくの16年務めた大手企業という肩書き捨ててまで取る行動だったのか、といつか後悔することもあるかもしれませんが、今は清々しい気持ちでいます。またどこかに就職することもあるかもしれませんがしばらくは自分の心に素直に従って生きてみようと思っています。
まとめ
とういわけで、私が退職に至った経緯をつらつらと書いてみました。
あまりまとまりがなくて読みづらい記事になってしまっている気がしますが、素直な気持ちをそのまま書いたつもりです。
どこにでもいる設計屋の人間がどんな経緯、心境で仕事を辞めたのか。その一例としてご紹介できる記事になっていたら良いなぁ、と思いながら書きました。
仕事を辞めようか悩んでいる方にとっての何かの参考になればよいのですが…。
また今後も退職に関する記事や気付いたことなど取り上げていきたいと思います。
ではまた次の記事でお会いしましょう~!